ミニマムパオのニートな日常

再受験・ニート生活を通して思ったこと感じたことを書いていきます。

ニートが幸せになるにはどうしたらいいか:自分もまだ迷走中

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幸せになるためにはどうしたらいいか?

 

もしかしてすでに幸せなのではないだろうか?

 

ニートを2年やった個人的な意見だが、幸せになればなろうとするほど幸せが遠のいていっている気がする。

 

幸せを意識すればするほど、その逆の不幸が際立ってしまうのだ。

 

自分は少しでも苦しみを和らげようとアドラー心理学だったり、自己啓発の本だったりを読んだが、結局幸せと呼べるような状態にはならなかった。

 

ニートだから幸せになれないのだろうか?

 

確かにニートには普通の人が呼ぶ幸せを掴むのは難しいかもしれない。

 

普通の人生を歩むことも難しいだろう。

 

ただ自分はニートであることが幸せになれない根本的な原因ではないと確信している。

 

自分は友達にニートがいたり、デイケアで色々なニートの人と出会ったりしたからわかるが幸せな人というのは自分の今の状況に関係なく幸せを感じている。

 

逆に自分を不幸せだと思っている人は、働いていようが結婚していようがお金を持っていようが不幸せな人が多い。

 

ニートだと自分は働いていないから幸せを感じれていないんだと考える人も多いが、働いていても不幸せな人は沢山いる。

 

むしろ結婚してもお金を持っていていても幸せを感じることのできていない人の方が多い気がする。

 

確かにお金を持ったりすると一時は幸せを感じるかもしれない。

 

しかし、自分が見た限りそういう人はすぐにまた別の何かが欲しくなってしまい、永遠に欲が満たされることがなく、欲しいものが次から次へと現れ、それが手に入らないことで不幸だと感じてしまう。

 

他人から見たらすごく幸せなのに、本人は全然幸せじゃないという人は多い。

 

これは自論なのだが、幸せな人って俺みたいな人間とは根本的に考え方が違っているのだと思う。

 

よく幸せを感じるには、他人の目を気にしない、自分の中にやるべきことを見出す、など本には色々書かれているが、幸せな人はそもそも根本的なものが不幸を感じる人とは違うのだ。

 

自分の友達にも一人すごい幸せそうな人がいる。

 

多分本人も気づいてないだろうがすごい幸せだと思う。

 

彼はどういう人かというと、簡単に言えば「今起きてることを全力で楽しめる人」であり、「将来についてあまり考えていない人」であるし、「過去に執着しない人」である。

 

まとめると「今を生きることができる人」なのだ。

 

今を生きるっていうのはやろうと思っても、簡単にできることではないと思う。

 

ある種の才能だと思う。

 

自分だったら何かをするときにこれは未来の自分のためになるだろうかとか、色々余計なことを考えてしまい、常に現在以外のことが今に絡んでくる。

 

しかし、その友達には「今が楽しければいい」に似ているがそれとも違う物の捉え方がある。

 

彼は将来のために勉強とかそういうことは一切しない。

 

そんなの絶対不幸になるだろと思うかもしれないが彼は全然幸せそうである。

 

彼は他人と比べて卑屈になるということも全くない。

 

彼は運動やベンチプレスなどの筋トレの趣味がある。他人と比べていい結果を出したいというのもあるだろうが、それ以上に自分が楽しいからやっているという感じである。

 

彼はFランク大学と呼ばれるようなところを卒業しているが、マーチのような高学歴と呼ばれるような大学に行った僕の友達よりも幸せそうだし、彼自身あまり学歴を気にしている様子もない。

 

本当に幸せそうなのだ。

 

今年から社会人に彼はなるのだが、希望に満ち溢れていて将来への不安なんて微塵もなさそうに見える。

 

現に明日も彼と油そばを食いにいく約束をしているが、彼は幸せそうだった。

 

大学の四年間ずっとこんな感じだ。

 

友達とめっちゃ遊ぶし、部活に熱心だし、筋トレも楽しそうにやるし(ジムに何回か誘われてついて行ったことがあるがすごく真剣にやっていた)、大学の単位も普通にとるし、とにかく毎日が充実しているような人間なのだ。

 

小学校からの付き合いだが、彼が将来について深く悩んでいたり、不幸を感じているところなんて僕は知らない。

 

そんな彼を知っている僕だから言える。

 

幸せな人間は不幸な人間と根本的なものが違う。

 

その「根本的なもの」がなんなのか分かればいいのだが、あいにく研究中だ。

 

彼はどうしてあんなに幸せそうなんだろうか?

 

彼は他の人と違い、俺がニートだからって馬鹿にしたり見下したりしてこない。

 

個人的な意見だが、人間性がすごく良いのだ。

 

あと人のいいところを見つけるのがうまい気がする。

 

ただ彼を研究すれば幸せになれるかというとそうは思わない。

 

何度も言っているが幸せな人と不幸せな人は根本的に違うのだ。

 

強いて言うなら、他人が決めた普通や幸せに縛られていないのが幸せな人の気がする。

 

あと他人を見下したりしないのも特徴だ。

 

自分が幸せになれないのって他人より優れた存在でありたいとかそういう気持ちがあるせいだとも思う。

 

他にもいっぱい要因があるが、他人より優れた存在になりたいと思った時、他人が決めた価値を基準にして優劣を決めることが多い。

 

そうやって他人が決めた価値観に人生を委ねるとロクなことがない。

 

自分もそれで散々な目にあってきた。

 

長くなってしまったがニートが幸せになりたいなら、自分のできることを少しずつでいいので積み重ねていってニートを脱出するのが一番手っ取り早いのではないかと僕は思う。

 

ニートであっても幸せにはなれるかもしれないが、ニートで幸せな人の例はいろいろなニートを見てきた自分が知る限り極端に少ない。

 

まずはフリーターか派遣社員のようなものを目指すと良いと思う。

 

まあこのフリーターから徐々にレベルアップみたいのがすでに他人の価値観を基準に人生を決めている気がするが。

 

幸せな人って今の現状について深く考えないことが多いと思う。

 

ニートだと食うのに困るし親に迷惑がかかるからバイトでもするか」ぐらいの気持ちでパッと動けるのが幸せな人の特徴ではないかと思う。

 

過去がどうだったとか、未来を考えると将来性がとか余計なことを考えず今自分ができることに集中するというのが幸せになるための近道だと自分は思う。