統合失調症の幻聴
僕の場合、統合失調症による幻聴は本当にさまざまな人の声がきこえてきたが、
多くは中学や高校の同級生だった
最初僕は、幻聴だと気づかずに幻聴と対話していた。
この体験を言葉で表現するのはとてもむずかしいので、すごい漠然としたものになってしまうが
とりあえずぼくが書いてみたいので今後も書いていきたいと思う
幻聴を聞いていた時の僕は、苦しくも不思議となつかしい声が聞こえる事に
喜びを感じていた。
幻聴の中で『公園で待ってるぞ』と聞こえて実際にチラッと見に行くがそこに
同級生の姿はない...
それでもぼくがこれが幻聴なのだと気づくことはなかった。
そもそも幻聴というよりは、自分だけ別の世界に飛ばされた感覚に近かったと思う。
わかりやすい例えで言えば『ふしぎの国のアリス』のような感じだろうか
ガスファンヒーターから車までさまざまな物が声を発するのだ(実際には自分がそのように錯覚していただけだが)。
正直自分でもなぜあの状況に疑問を感じなかったのか今思うとすごく不思議だった。
ただ幻聴を聞いていたときは苦しいのだが不思議とたのしかったのだ。
楽しかった理由は幻聴の中で色々な人と話して、幻聴の中で現実離れしたストーリー(かなりの種類があった)を生きたからだろう。
現在は薬を飲んで症状が抑えられているが、幻聴の中で話したことが実際には自分の頭の中でしか起きていないという事実に言葉には言い表せない感情を今も抱えている